わたしスタイルLABO一押しスペシャリストによる連載記事をお届けします。
わからないことは、その道のプロに聞け!ということで、今回のスペシャリストは、ライターの楠田尚美さん。
ブログやメルマガの「伝わる」ライティングテクニックを伝授していただきます!

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「伝わる文章」で、あなたの「ブログ・メルマガ」のファンを増やす!
誰でも書くのが好きになる「基本テクニック」教えます。

こんにちは。
ライターの楠田尚美です。

スペシャル連載最終回の今回は、
『文章を書くときに気をつけること』についてお話しします。

 

第1回で、伝わる文章は「読者の心に届く文章」と言いました。


では、心に届かせるために、修飾語を多く使ったり、あれこれとベネフィットを並べれば良いのでしょうか?

 

いいえ、そうではありません。
「分かりやすい言葉」で「簡潔に」書くこと、「中学生でも理解できる文章」が伝わる文章です!

 

中学生でも理解できる文章のポイントは、

一文は短く

長い文章は読みづらく、伝えたいポイントが不明瞭になります。
一文110字を超えないようにしましょう。

 

難しい言葉や専門用語、業界用語は使わない

どうしても専門用語を使う場合は、説明書きを添えると良いです。
自分では一般用語だと思っていても、世間では専門用語・業界用語という場合があるので注意してください。

 

具体的な言葉を使う

「大人気の商品です」よりも「リピート率100%の人気商品です」の方が具体的で、読者の興味を引きますよね。

 

また、伝わる文章は「読みやすい文章」でもあります。
読みやすさのポイントは、

読点をきちんと使う

読点「、」は息継ぎ箇所・区切りです。
声に出して読まなくても、息継ぎできる区切りがないと読みづらく、読者は途中で離脱してしまいます。

 

文末に変化をつける

文末がすべて「です・ます」だと単調になり、大事なことが読者の頭に入っていきません。

「でした・ました」「でしょう・ましょう」や「体言止め」を上手く使って、変化をつけましょう。

 

文章はスリムに

一文や一つの段落の中に同じ言葉・表現が何度も出てくるとしつこく感じ、これも離脱の原因になります。

無くても通じる言葉は削除する、または違う言葉に置き換えてください。
無駄な言葉はどんどん削って、「スリム化」を目指しましょう。

「レイアウト」も読みやすさの大事な要素です。



行スペースを上手く使う

200字〜300字程度を一段落として、段落毎に1行スペースを空けると読みやすくなります。

行スペースの代わりに写真や図を挿入したり、500字〜600字程度を目安に「小見出し」を付けるのも良い方法です。

そして、書き終わったら「必ず」してほしいのが『推敲』

 

下記ポイントを意識して、最低でも3回は読み返してください。


誤字・脱字はないか

✅正しい日本語を使っているか

✅誤解されるような表現はないか

✅同じ言葉・表現を繰り返していないか

✅無駄な言葉はないか

✅ポイントはきちんと伝わるか

✅間違った情報を載せていないか

✅リズム良く、スムーズに最後まで読めるか

 


書き終えてから2、3時間、できれば一晩おいてから読み返すといいですよ。

新鮮な気持ちで読むことができ、書いているときには気づかなかった誤字や、おかしな表現が見つかります。

 

「伝わる文章の最重要ポイントは推敲」と言ってもいいくらいです。
自分が納得できるまで、何度でも読み返してください。

 

以上で連載を終わります。いかがでしたか?



最後までお読みくださり、ありがとうございます。
「文章を書くって面白いかも」と、少しでも思っていただけたら嬉しいです。

 

『伝わる文章の書き方講座』では、これまでの連載内容を詳しくお伝えするほか、「効果的なタイトルの付け方」「伝わる文章のテンプレート」についてもお話しします。



みなさまのご参加、お待ちしています。


*「伝わる文章の書き方講座」は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催を延期しました。


延期の日にちについては、決まり次第お知らせいたします。

楠田尚美さんプロフィール

楠田尚美氏株式会社楠田事務所

ライター
東京都生まれ。
大学卒業後、株式会社電通PRセンター(現・電通パブリックリレーションズ)に入社。制作部門、メディアリレーションズ部門、営業部門にてさまざまなクライアントを担当する。

1996年に独立し、絵本シリーズの企画・装丁や学校案内の編集・制作、児童英語スクールの広報などに携わり、編集・制作の分野で実績を積む。

その後、女性向けエンターテインメント情報サイト「WOMAN.DOGATCH」にて、コラム『Enjoy! Cooking Enjoy! Eating』(全97回)を執筆。

2006年頃からは、インタビュー記事の作成、企業・学校などの冊子・ウェブ原稿作成など、主にライティングを中心に活動している。
財団法人メンタルケア協会認定メンタルケアスペシャリスト

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